10月, 2016
有機野菜で高齢者や子供がO157に感染する理由
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腸管出血性大腸菌O157に感染した事例
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毎年日本各地でO157に感染する事例が発生しています。
以下3件は夏場の事例ですが免疫力が低下している方は
夏以外でも油断禁物です。
O157による食中毒で125人中52人が発症、25人が入院し
81才~91才の男女3人が重症、91才~99才の男女5人が亡くなりました。
発症しないが40人からO157が検出された。
岡山市のシーケーフーズの提供した給食で「キュウリのシソ和え」から
O157が検出された。
シソの葉にO157の菌が付着して
82才の女性が亡くなりました。
市川市と同じ岡山市のシーケーフーズの提供した給食での感染です。
source:www.fukushihoken.metro.tokyo.jp
O157菌は高齢者や子供、或いは免疫力低下者を狙う
感染者は169名でそのうち高齢者と子供8名が亡くなっています。
原因調査の結果、札幌市保健所の発表では
白菜の浅漬け(岩井食品)の白菜自体がO157に汚染されていたという。
source:hontotsutae.blogspot.com
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O157の感染は有機肥料を使う有機野菜から
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有機野菜は衛生面が保証されたものではなく、
ただ単に生産工程の証明を受けたに過ぎないのです。
それなのに
健康や環境によい自然派として消費者に人気があるのです。
しかし、白菜等葉物野菜が何故O157に汚染されるのでしょうか。
それは有機肥料に原因があったのです。
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有機野菜の肥料に使われる原料は家畜の糞と生ごみ
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O157は通常は土壌や植物の中には存在していません。
では何処に生息しているかといえば、それは主に牛の腸管です。
source:blog.livedoor.jp
牛糞にはO157が存在するのです。
その他、家畜の病気を防ぐ為に穀物飼料に抗生物質や
生育を速める為の薬剤が混ぜられています。
また除草剤に汚染された飼料もあるのです。
そして生ごみは食品添加物のデパートです。
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有機堆肥は醗酵を完全にすれば安心なのですが
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大部分の肥料メーカーや有機農家は有機堆肥作りに
時間をかけて醗酵分解させているという。
キチンと醗酵させれば醗酵熱で殺菌されます。
完全醗酵肥料にして畑にまけば安心ですが・・・ Right source:miyakyou59.web.fc2.com
完全な肥料として畑にまけば有機物質が分解してくれます。
未醗酵堆肥では菌が生き残ります。
この様な未熟な堆肥では
有害物質が野菜に影響を与えてしまう事になります。
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安心を求めるなら野菜は加熱する事で
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根菜野菜は殆んど加熱するので心配ないのですが
葉物野菜は生野菜として食べますので要注意です。
高齢者や子供、免疫力の落ちている人は生野菜からO157に
また寄生虫等による感染リスクも高まります。
売り場に並ぶパック入りのサラダ、洗浄と殺菌をして安全という
有機野菜は『有機野菜』と表示していますが
通常の野菜を含めて未熟醗酵堆肥で育てた野菜か否か
見た目ではわかりません。
マニュアル通り完璧に洗浄、殺菌をしたのならばよいのですが
未完全ならO157菌は残ります。
やはり安心して食べる為には加熱するのが一番良いのです。
source:ouchi.ti-da.net
漢方では生野菜は体を冷やすという。
加熱する事で体を温める食材に変わります。
加熱によってビタミン類が損なわれると流布されていますが
各種実験によればそのような事はありません。
水に溶けだすケースもありますが、その場合は煮汁も一緒に
食すれば良いのです。
加熱により消化も良くなり、生より多く食べる事が出来ます。
保証の限りではないのですが
日常ヨーグルトや納豆等の醗酵食品を食べていると
O157に感染しにくいようです。
加熱してビタミンCが壊れるのではと信じていた人は
下記のブログが参考になりますよ。
「ビタミンCは熱で壊れる」は本当か?
実験!ビタミンCは熱に強い?!
ご訪問ありがとうございました。