1月, 2014
チェルノブイリの子供の奇形と福島の将来
原発について推進派と反対派の意見が交差しています。
原発がなければ日本経済は停滞し、
また、電気料金の値上げで日常生活に支障をきたすので
必要である・・・という推進派。
原発事故時の被曝、或いは避難を強いられる。
また、風評被害による損害が避けられない・・・という反対派。
両者の意見は平行線で交わる事はないと思います。
福島の原発事故では一人も死者が出ていないと
発言した議員や都知事選の立候補者もいました。
14万人の避難民の方々のなかで
健康を害し或いは持病が悪化して亡くなった方、
生活苦やうつ病で自殺した人の事とか
原因は原発事故によるものです。
その人たちの事は脳みその隅にもなかったみたいです。
これからの問題として被爆した方々の健康や
被ばくした人から生まれてくる子供に
どの様な影響が出てくるのかとても心配です。
1986年4月26日、
ウクライナ北部のチェルノブイリ原発が
操作員のミスにより爆発をしました。
爆発による放射性降下物が近隣諸国はもとより
欧州の広範囲に降り、アメリカまでも汚染の影響が
ありました。
爆発事故後の事故処理作業者は放射能の事は
知らされず作業に従事したのです。
当然、大量の放射能を浴びたのです。
60万人の作業者のうち1万3千人ほどの人が
死亡しています。
悲しい事に放射能による被害は子供にも
顕著に現れたのです。
一番多いのは甲状腺癌ですが
新生児にも影響があり奇形児も多いのです。
載せた画像はほんの一部です。
福島では影響の無いことを祈るばかりです。
現在は出生前に胎児の健康状態が分る様に
なりましたので、異常がある場合に産むか
産まないか悩む人がいると思います。
倫理だけで済まされる問題ではなく
現実を直視した場合、意見の分かれるところです。
奇形で生まれた場合、
育つのかどうか・・・
自分から食事がとれるか・・・
知能はどうか・・・
排便、排尿は自分で出来るか・・・
歩けるか・・・
当然、日常生活では介助も必要となります。
介助者は一人では無理です。
長期になればローテーションを組むのに
2~3人は必要でしょうし、
費用も「生産性」が無いので家族の負担は
とても大きいのです。
The End
<< 前のページ: 中国でPM2.5微粒子状物質が深刻化、その影響と対策
>> 後のページ: 原発事故処理費用と電気料金、核のゴミについて
<> 過去記事一覧

本日はご訪問ありがとうございました。
Image: cmk2wl [ from web pic.twitter.com ]