自転車事故の高額賠償金対策は入りやすい保険を望む
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高額賠償金で被害者、加害者ともに苦境に陥る。
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Source:www.cyclingtime.com
高額賠償金を払えない加害者は
資産を差し押さえられる可能性があり、
また、資産が無い場合は自己破産がまっている。
そして・・・被害者は泣き寝入りとなってしまう。
被害者、加害者共に悲劇から救う手だては・・・
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(-_-#) 賠償金を払ってもらえない。
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誰でも簡単に乗れる自転車は免許が不要の為か事故が多い。
高額賠償金を払えない加害者は自己破産しかないのでしょうか。
また、それ以上に賠償金を払ってもらえない
被害者の苦境は計り知れないほどです。
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(@_@) 自転車事故でも事故が起きれば自動車事故と同じです。
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自動車事故の場合は自賠責保険や任意保険もあり、
被害者、加害者共に救われますが、
自転車事故の場合は保険が義務づけられていない為に
賠償金が払えないケースが多くなる。
Source:matome.naver.jp
自転車事故高額賠償金問題でいつも引き合いになるのは、
神戸で小学校5年生が婦人(事故時68才)をはねた事故です。
Source:www.police.pref.hyogo.jp
2008年9月に母親に保護者責任を認め
9500万円(慰謝料+将来の介護費)
の支払いの判決が神戸地裁であり、
後に母親は控訴するも大阪高裁でも
平成25年に同じ判決が下されました。
Source:www.xn--3kq2bv26fdtdbmz27pkkh.cc
Source:www.girlschannel.net
しかし・・・
平成26年12月現在賠償金は支払われていないままという。
被害者の婦人は「遷延性意識障がい」で会話が出来ない寝たきりの
状態を余儀なくされ、24時間の介護を必要としています。
※おことわり
「障害」の害は害虫や災害等につけられる好ましくない文字という事で
当ブログでは「障がい」といたします。
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(>__<) 自動車事故に比べて自転車事故は軽視される傾向にある。
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自転車保険の加入は義務づけられていないのですが、
現在TSマークというものがあります。
賠償責任保険と傷害保険の二つのセットになった
1年間の付帯保険です。
自転車にマークを貼るのですが2種類あります。
青色500円で1000万円保障
赤色1000円で5000万円保障
Source:www.tmt.or.jp/safety/
※TSマークの詳しい事は
公益財団法人 日本交通管理技術協会
http://www.tmt.or.jp/safety/index2.html
JA共済:中学生・高校生向け 自転車交通安全教育ムービー
・無償ダウンロード 【再生25分】
http://www.ja-kyosai-bicycle.jp/
このTSマークがあまり普及していないのは、
大半の人が知らないからだと思います。
普及を推進する側にも責任がありますが、
また、それ以上に知っていても
自転車に乗る人の意識が低いからだと思うのです。
「自分は事故を起こさない・・・」と殆どの人が思っている事でしょう。
仮にTSマークの存在を知っていても「億劫」な点にあります。
まず、TSマークを手に入れるためには、
自転車安全整備店の看板のあるお店で自転車を点検整備して
安全が確認された時に貼る事が出来ます。
いわば自動車の車検と同じです。
保険料(マーク代)の他に点検整備費と部品代が別途必要です。
普段手入れをしていないと整備費が高くなり、
新しい自転車を買った方が良いという事態にもなります。
とりあえず乗れている自転車だと「めんどくさ~」となるのです。
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(-_☆) 問題解決には簡便に加入できる保険が必要。
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TSマークによる保障も限度額は5000万円迄ですので、
仮に9,500万円の賠償を求められたら残り4,500万円の
金策を必要とします。
限度額が5,000万円なのは加入者が少ない為なのですから
もう少し簡便な方法で加入者を増やせばもっと限度額を
引き上げる事は可能です。
例えば現在のTSマークを貼るには自転車の整備点検が必要ですが
2013年度の自転車事故118,125人のうち整備不良ではなく
法令違反による事故が64%にもなる事から
保険加入を整備点検だけにこだわらずに
加入できるような方策も考えるべきです。
Source:www.nttdocomo.co.jp
保険加入手続きも郵便局、コンビニ等で「保険加入済票」マークを
購入し自転車に貼るという方法もあります。
取りあえずの目標は保険加入者を増やし限度額引き上げに
あるのですから簡便な方法で実現できればと思います。
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(^_^)v 自転車に乗る人には「安全教育講習済証」の
携帯を義務づけよう。
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Source:www.blogs.yahoo.co.jp
仮に保険加入者が増加しても事故が減少するとは限りません。
マナーの悪さが邪魔します。
自動車の場合でも交通法規を学び免許を取得して、
車検済の自動車を運転しても法令違反による事故は起きています。
自転車は交通法規で「軽車両」に分類されているのに
通行区分帯やその他の法令を知らない人たちが
無手勝流に乗り回しているのです。
Source:www.ginrin.biz
保険制度の充実と共に自転車に乗る人には
自転車安全教育講習を受けさせ自動車の免許と同じように
「自転車安全教育講習済証」の携帯を義務づける。
不携帯にはイエローカード、
法令違反にはレッドカードの違反切符を切るなど実行する。
尚、自転車安全教育講習の受講費に保険料も含ませるのも一方法では・・・
法令で「軽車両」としているなら、
この位思い切った事をしなければ事故は減少しないし、
被害者が事故の後遺症で賠償金の支払いも
受けられずに苦しんでいる事を思うなら・・・
政治が三流と言われる日本ですが、
入りやすい保険制度が実現するのではないかと淡い期待を・・・
あっ!政治が三流なら数十年も先になるのでしようか。 (-_-;)
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