中国でPM2.5微小粒子状物質が深刻化、その影響と対策
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=中国の大気汚染が年々深刻化、日本の将来は=
PM2.5とは・・・
PM2.5は粒の大きさは直径2.5マイクロメートル以下の
極小粒子の総称をいいます。
どれ位の大きさかといえば、
人間の頭髪は1mmの10分の1で100μm
スギの花粉は1mmの30分の1で約33μm
PM2.5は1mmの400分の1で2.5μmです。
人間の頭髪(100μm)を基準にすれば40分の1となります。
ときたま、頭髪の30分の1という表記を見かけますが、
それだとPM3.33となってしまいます。
スギ花粉の1粒さえ見えないのに、
その13分の1では顕微鏡に頼るしかありません。
それほど小さいのです。
発生源は・・・
硫黄酸化物、窒素酸化物等、数十種類に及ぶ成分の
有害なガス状物質が大気中に浮遊し光やオゾンと
化学反応を起こしてできます。
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工場からの排煙、車の排気ガス、建設現場からの粉塵、
石炭の煙などが主犯格です。
中国のエネルギーの70%は石炭から得ているというから
「月ばかりではなく太陽も煙たかろう」となります。
中国の都市で大気汚染が最も汚染されているのは河北省です。
ここには鉄工所、石油化学工場、火力発電所が密集しているため
窒素酸化物、二酸化硫黄などが垂れ流しされ放題で
大気を汚染しています。
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1970年代に高度経済成長期の日本でも経験した大気汚染ですが、
いま中国は経済成長の為に大気汚染には目を瞑っています。
日本の改善した実績を中国は学ぼうとしていますが、
環境汚染対策の予算も人も少なく熱意は低いようです。
結局、なるようになるさで、行き着くところまで
行くのではないでしょうか。
政経の先行き不安も絡んで、既に富裕層は海外に
資金を移し脱出の準備が済んでいる人もおり
いま準備進行中の人もいるようです。
富裕層以外の人は浮かばれません。
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人体への影響は・・・
このPM2.5は人体にたいして、いろいろな影響が
懸念されています。
具体的には呼吸器系、心筋梗塞、ガン等のリスクです。
中国では肺ガンが急激に増えているという。
いまだに問題を引きずっているアスベスト(石綿)や
タバコと同じレベルです。
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呼吸器系でいえばPM2.5が肺の奥の奥の
肺胞まで入り込み炎症を起こします。
この炎症は全身に広がり循環器系の病気となり、
また脳もダメージを受けて自律神経のバランスを
崩しいろいろな病気につながります。
心筋梗塞や脳梗塞では、肺胞からPM2.5が
血液中に溶け込んで全身にまわり動脈硬化を
起こすのはタバコのニコチンと同じです。
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首都・北京ではメディアでもご覧になったと
思いますが、外出の際にはマスク着用が当然の
状態で高性能なメイドイン・ジャパンの空気清浄機が
羽の生えたごとく売れているという。
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今や北京ばかりか全国25の省、直轄市、自治区で
PM2.5が発生し、その弊害は小中学校、幼稚園の閉鎖に、
視界悪化による航空機の欠航、高速道路の通行止め等の
規制に及んでいます。
上海など複数の都市で大気汚染指数が6段階の最悪ランク
「深刻な汚染」(指数301以上)を連日記録している。
濃度は一日24時間の平均値、1立方メートル当たり
470マイクログラムで、日本の「注意喚起基準」
70マイクログラムの7倍近い値です。
石炭を暖房に使う冬には、
都市によって2016年頃には30~40倍位に悪化するのではと思います。
最悪ランクの「深刻な汚染」を通り越して
「超超深刻な汚染」が実現するかもしれません。
PM2.5は内陸の砂漠から飛ぶ黄砂と合体し
偏西風によって日本に飛来します。
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対策としては、各自治体から警報が出たら
すぐ使える様にウイルス感染防止用の
高性能マスクを常に携行し自宅に於いては
空気清浄器を利用したいものです。
自分の身は自分で守る事を実行しましょう。
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