血液サラサラ、ドロドロの言葉に皆さんは洗脳されています。
あるテレビ番組で1999年に「血液サラサラ」という言葉が使われたのですが、
驚く事に翌年頃からマスメディアに使われ、
その後は一種のブームとなりました。
「血液サラサラ」という言葉に、医学的根拠はまったくありません。
ブームを増長したのが「血液サラサラ」を利用して
高額のサプリメント、食品や健康器具を売りつける
商法の登場です。
その商法に利用されたのが「血液サラサラ検査」です。
■血液サラサラ検査について。
☆血液を顕微鏡で検査する方法
検査方法の詳細は省きますが、
この検査は時間差や血液の量の加減でサラサラ、ドロドロと
結果に違いが出ます。
サンプル血液の量を人為的に手加減し、酸素に触れた検査では、
血管内の血液の正確な状態を示しているとは言えない、
・・・という専門医の発言もありました。
☆血液流動性測定装置(MC-FAN)
テレビでご覧になった方もいると思いますが、
この装置は、6ミクロンの太さで等間隔に並んだたくさんの
スリットで作られています。
この6ミクロンとは、人体の毛細血管と同じです。
この装置の中に血液を流してスムースに流れなければドロドロ、
スムースに流れた状態がサラサラという。
スムースに流れる状態にするには、
酸素の影響を受けて流れにくいので、
ある薬品を加えるのだと後年になってカラクリが暴露されています。
推測ですが血液サラサラで営業している企業から営業妨害と
圧力があったのか、このカラクリの件はメディアから消えました。
この装置での血液の流れは、あくまでも装置内だけで
人体の血管内での状態とは違うという事です。
■「血液サラサラ、ドロドロ。」について、
いろいろな医師が発言しています。
納豆にはナットウキナーゼという成分があり血液をサラサラにしてくれます。
ナットウキナーゼの血栓溶解効果は薬並みですので、血栓を防いでくれます。
※血液の専門医によると血栓溶解効果は試験管での実験で、
実際には成分が血管内には届かないとの事です。
また、ある高名な医師が発言しています。
そもそも、血液サラサラ、ドロドロという概念がないのです。
人体の血管内で起こっている状態と
試験管内で起こっている状態はまったく違います。
参考までに申しあげますと
血液の粘度は新鮮なラー油
くらいです。
ワーファリン(血液を固まりにくくする)薬が「血液がサラサラになる薬」として
処方されるが厳密には意味合いが全く違います。
◎血液サラサラ、ドロドロの言葉が商法に利用されて、
独立し世に広まり多くの人が洗脳されてしまった例といえます。
>> 後のページ:食物アレルギーの変わった事例と症状(前編)
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